2011/06/23

夜の電話



月曜日の出国に向けて
もっぱら本とCDの収集に労力を費やしている
本来なら、もっとやらなくてはならないことがあるのだろうけど
どうも、優先順位を変えることができない

本は重量に限りがあるから
厳選して段ボールに詰める
さんざん吟味した挙げ句
ホーチミンへ持っていったものをそのまま
また詰めたりする

「プラテーロとわたし」を手に取った時のうれしさが
忘れられない
また、このはなしが読める、と
仕事場で一人、喜んでいた

少しだけ、小説を多めに詰める


CDには金銭的な限りがある
昔聴いていたけれど
どこかへ往ってしまったCDを
入れ直していきたいと、思っていた

ただ、題名も分からない曲も、あった
10年以上前に
兄からもらった音源だった
一度だけ昔、兄に訊いたことがあったけれど
しらないな、の一言で片づけられてしまった

だいたいこのあたりのアーティストかな、と目星をつける
でも、youtubeにそれらしきものはなかった
気になりだすと、居ても立ってもいられない
また、むげにあしらわれることを覚悟して
夜も遅い時間
兄に電話をする

きっと寝ていたのだろう
あまり、機嫌は良くなかった
でも、こちらも時間がない
曲の説明をする
ただ、鼻唄を唄えるほども
覚えていなかった

ほら、お兄ちゃんが家に居る時に
よく寝る前、聴いていた曲

、、、、ああ、King of Sleepだな



youtubeでチェックをして
思わず、おお、と歓声をあげる


残念ながら、このCDは
廃盤になって
日本に居る間に手に入れることはできない

ただ、タイトルもアーティストも分かったから
聴きたかったらサイトを探せばいい

それでも、諦めきれず
真夏のような名古屋の街を
中古CD屋求めてさまよう


ホーチミンよりも、よほど日差しが強い気がした

さて、探していたCDのタイトル曲を

懐かしの80年代どっぷり、という感じだけれど
何度も聴いていると、もう分かっているのに
次の展開が聴きたくて仕方なくなる
おかしな中毒性がある

http://www.youtube.com/watch?v=jvQ8BRit6ws



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