2012/05/08

サルトで

困ったことに、仕事先の大元、UNRWAがストライキに入った
予期せぬ休暇


ただ、どこかへ旅行へ行けるわけではない
同僚から電話がかかってくれば、即、出勤


近場で気分転換をしようと
すぐ隣の街、サルトへでかける


友人が観光のボランティアをしている
彼女のつてを使い
職業訓練校を見学した


モノを作る空気に満ちあふれた室内
大学の仕事場など比にならないほど
大きな部屋と設備があった


イタリアの支援がしっかりと入っているらしい


織物、シルクスクリーン、溶接、美容にならんで
陶芸があった


陶芸の階の一番奥に、粘土作りの部屋があった


今まで粘土は買ってくるもの
日本でも、粘土層へは往ったことがあったが
精製してつくる工程を見たことはなかった


部屋の担当、兼講師のナーマは
仕事熱心な女性で
訪れたどの部屋よりも熱心に
設備の話をしてくれた


でも、話し終えるとすぐに
自分の仕事に戻る
広い部屋の片隅で
小さなオブジェを作っていた


なかなかこの土地で見ることのなかった
モノ作りへの姿勢を


見せてもらった