2009/03/28

鯨のポスター


引っ越しと移動の準備をしていました。

一昨日このブログの副題にもなっている、私の大好きなポスター
”The cetacean of The world"をもう一枚、
持っていこうと思って植物園に往きましたが
品切れとなっていました。

とてもとても、残念です。

ものを持ってゆくにも、限界がある。
でも、持ってゆけるものならば、持ってゆきたい。

荷物がどんどん増えてゆく。

ここ何日かで、お世話になった方々から
たくさんの気持ちのこもったものをいただきました。
気持ちは持ってゆけないから
その、形のようなもの、だけでも
持ってゆきたい。

トランクと少しの荷物で新しい生活をするには
まだまだ、気持ちが重いようで、
でもその気持ちの重さが
今の私には必要で
だから、さっぱり身軽にならない

そんな自分のことで、途方に暮れています。


2009/03/26

あまりにばたばたしていて




 ずいぶん更新をさぼっていました。
 
 なかなか忙しく、忙しいという漢字は
 心を失う、と書くのだということを
 改めて思い知らされて、
 あんまり使ってはいけないことばなのだ、と
 反省しております。

 ですが、、、
 いつもですと、少しでも写真を、と思うのですが
 何も載せられない。
 今もたまたま、仕事が遅れてくれたので
 更新している、という状態です。

 本当は載せたかった、先々週の日曜日の
 楽しい大人の、当分は往けない遠足の様子を
 いくつか勝手にアップします。

 この一年は
 この方たちに支えられて、
 居場所を作ってもらって
 やっていけていたような気がしています

 きちんと、感謝を伝えられるだろうか。

 

2009/03/04

震える声の力


時々CDを見に往くと、
お店の決まったところに視聴のコーナーがあって
何台かあるオーディオの内の一つに入っているCDが
だいたい、当たりになる、ということがあります。

だから、とにかくそこへ往って
いいのがあれば買うし、なければさっさと帰ってくる。

何週か前の話ですが
購入したCDがありました。
Antony and the Jonsonsの
「The Crying Light」というもの。

ものすごく暗いのですが、
ここまで暗ければ、いいかな、と思えるぐらい
振り切っています。

どんな音に作りに凝っている人でも、
声がピンとこなければすぐに聴き飽きてしまう

このアーティストは
特別な声を持っていて
声の震えが
きっと身体の中を透過する力を持っていて
入って、それから、溜まっていく。

前のアルバムも聴いてみようと思いました。

とりあえず、紹介まで


2009/03/03

29


素数好きの私としては
29と云う数字に、にんまりしてしまう。

29は、数少ない双子素数の一つで
他には、3と5、11と13、857と859などがある。
17と19なんて、限りなく、魅力的だ。
双子素数とは
単純に差が2の2つの素数のことを云う。

自分のことに照らし合わせると
さっぱりめでたくないのだけど、
もう少しで29で
そんな日に雪が降っていて
本当によく降っていて
どうしたらいいか、分からなくて

だから
きっと誰かの好きな、カレーなど作って、
でも、食べきれなくて
途方に暮れる。

29歳、になる。

2009/03/01

家具の風景


モフセン・マフマルバスという映画監督が撮った
「キシュ島の物語」という映画の中で
砂漠の中を家のドアを持って放浪する、というシーンがあります。

「チャドルと生きる」という映画の中で
老婦人がやっと買った花嫁道具である
海辺に買い込んだ家具を並べる
というシーンがあります。

それから、以前も載せたブローディガンの本
「芝生の復讐」の表紙
あの表紙の写真は
モチーフとなったブローディガンの小説があるのだそうです。

意外性が好きなのかもしれないし、
昔の、キャンプのような感覚なのかもしれない。

とにかく、どうも、気になる。

引っ越しの途中の、中途半端な、おかしな、風景。

いろいろな石との出会い


 金曜日に、小さなパーティーがありました。
 つくばを離れる人たちの歓送会。

 ひょんなことからいただいた石が
 私としては、ずいぶんと嬉しかった。

 
 以前から石の本や、鉱物の本、化石の本などはたくさんあって
 写真をみたり、調べたりするのが好きでした。
 それから、宮沢賢治ではないけれど
 石の持つ重さや存在感、質感や世界が
 ことばにすると、不思議な広がりを持つ、
 それが好きでした。
 どこかに旅行へ往く人がいると、
 必ず、その土地の石を持ってきて、とお願いをする、
 石はどこまでも気になるものでした。

 なんとかストーン、のようなものは
 でも、実はあまり好きではない。
 色がきれいで、時々組紐などにつかったりするけれど、
 種類によって異なる石の力など、なんだかいろいろあるようですが
 あまり信用することもできない。
 
 ただ、今回もらったのは、
 人から人に、巡ってきた石で、
 くれた方も、違う国で、大切な思いのつまった石として
 どなたかからもらったものだったのそうです。
 
 なでれば、遠くの人とも、気持ちが通じる
 
 あまり、いろいろなものを素直に信じられない質なのですが 
 この石は、私にとって大切なものになったようです。