2009/01/09

お伊勢参り





お正月を挟んで、いろいろなことがありました。神都麦酒 350ml 缶
いいこともあったし、悲しいこともあって
いつになく、印象深い、お正月でした。

印象深い、ということのひとつに、伊勢参りがありました。

伊勢神宮には興味がある、
でも、三日に往くなど、あり得ない
そう思っていました。
でも、誘われれば何となしに、三日に往く方が
ご利益もありそうで、厄年だからお参りも大切だ、
などとも思う。
実利根性も伴っていたのが、正直なところでした。

本や絵など、たくさんのものに
大きくなってからもう一度巡り会って、
より深く理解できることがある。
伊勢神宮も、まさに、そう云う体験をさせてくれるところでした。


ただ、驚くのは、小さな頃の記憶がほとんどない、ということでした。
ひとつだけ覚えていた赤福の本店の脇の和紙屋でさえ、
町並みが変わってしまったせいか見つからない。
かろうじて、内宮の脇を流れる五十鈴川の景色だけが
記憶と合致するものでした。

伊勢神宮自体に
全く知識もない状態で往きました。

それを見て、感じるだけで
自分の中に、凪いだ大きな湖をつくるような底知れない力が
たてものの色や佇まいの中にありました。
一瞬でも、その湖のようなものを
自分の中に見られたことが
何よりの経験でした。

それから
大人だから知れること。

綿菓子を食べながら、タバコを吸うのと似たようなものですが
伊勢参りで、ビールをいただきました。
同級生と往ったのに、おごってもらうという
本当に心底情けない思いをしたのだけど、
お昼を食べたお店が
図らずも、かねがね周囲の人から話を聴いていた
伊勢角ビールの会社がやっているお店でした。

神都麦酒、という少しすっぱいビールいただいて
パッケージの色合いがすてきだったのが気になって、
お土産に2本だけ手に入れました。

つくばに戻ってから、いろいろな情報がきれいに合致して、
おごってくれた長らくの大切な友達に
あらためてお礼を云わなくては
と、思いました。

お伊勢参り、というタイトルには不謹慎なのだけど
ビールの写真を。



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