2008/12/09

cow books


どうも最近、いろいろな新しいものを把握する情報の網を
さっぱりはっていなかったせいで
例えばいい展示だったり、新しい本だったりを
全然網羅できていませんでした。

そんな時、友達からいただく情報はありがたい。
特に私の好みを知っている人。

そして、せっかく教えてもらったのに、時間がなかったり休日だったりで
伸びて伸びて、やっと昨日、
仕事帰りに往ってきたのが、本屋さんです。

古本を基本的には扱っているところですが、
その古本の選別が、私の好きな作家、もしくは気になっている作家ばかりで、
興奮のうちに、本棚を隅から隅まで、見て往くのでした。

ブローディガンの本が充実していました。
ここで、まだ書いていませんが、
ブローディガンは本当に大好きで、
何度も読んでいます。
でも、文庫で出ているものしか手に入らないから、読んだことがありませんでした。

見たことがない本、それから、気になっていたけれど会ったことのなかった本たちが
ずらりと並んでいました。
お店の方に聞いたところによると
ちょうど、以前ブローディガンを特集したそうで
そのときの名残で、まだ種類が充実している、とのこと。

でも、当然ですが、いい値段なのです。

ため息をつき、いつかきっと文庫になるさ、と
うつむくのでした。

お店の方は、ブローディガンを読みつくしていらして、
好きな文を空で覚えていらした。
文庫と単行本の翻訳の違いなど、
ずいぶんと突っ込んだところまでお話されていました。
まだまだ、私はもっているものを読み込んでいって、
楽しめるはずだ、そう思いました。


お店の方のお勧めで、岸田衿子の随筆を購入しました。
表紙や、少し目にした文面から
丁寧で細やかな視線とやさしさがにじんでくるようです。

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