2012/12/29

星座など 石など

アズラックへの道のりにある城を訪れる
3度目の訪問

冬のアズラックは初めてだった
暑い時期の東部は
どこにも遮るものがなくて
日差しがただひたすら身体を刺す

冬のアズラックは風が
きんと冷えて身体をかすめてゆく

どこか高い山の頂上から見上げるような
深い青い空が広がっていた

アムラ城は、好きだ

何もないところにぽつんとある建物の佇まいも
外観からは想像できないような
めくるめく壁画の色と線の豊かさも
壁画のボリュームと題材も
修復の加減も



そして、一番奥の部屋にある天井画を
いつもうっとりと見てしまう
星座図が描かれているのだ

建物の中でも、一番日当りがいい
いくつもの窓から入り込む、冬の傾いた日の中で
山吹色を基調としたした夜空が
ドーム状に描かれている

単純に、その発想が何とも、素敵だ

今度誰も居ない時に往けたら
寝転がって見てみたい





4カ所往った城のうち、壁画があるのはアムラ城だけ
あとの城は、ひたすら石の堅牢さを
誇示し続けている感がある

でも、石積みが好きなので
気になった積み方は、とりあえず写真に収める


それから、猫の要領で
とりあえず高いところには登ってみる

青い空がまた少し、近くなる
地面には、乾いた白っぽい土
それから、黒と白の石積み
その他の、形容しがたい色と形を持った
無数の石たち





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