2010/01/22

子供向けの本から

子供向きの本を借りることなどあまりなかった
もちろん、以前書いた「プラテーロとわたし」のように
大人になって、さらには何度も読んでも
飽きない作品もある

そういう類のものではないのだけど
子供向けの本の中には
わかりやすくあることについて書かれているものも多い

天文学や金融のしくみ、魚のさばき方から地層の成り立ちまで
絵とことばを上手に使って説明されている

時折、時間があるときや気分を変えたいときには
そんな本を手にとってぱらぱらと見る

それからもうひとつ
子供の本には、必ず伝記がある

どうにも説教くさいような気がして
ほとんど読まなかった方だった

でも、大人になって、気が変わることもある

作曲家の伝記がシリーズで並んでいるのは気になっていた
ブラームスがあったので、借りてみる

平易な言葉で書かれているが
十分にブラームスについてのさまざまな事柄が書かれているし
何よりも写真や絵が多くて
単純にわかりやすくなじみやすい

若く壮麗な頃のブラームスから
太鼓腹を抱えて歩く老年のブラームスの姿までを
写真で見ることができる

恐ろしく芯が強く頑固で
自分の出身や性格にとらわれながらも
それを力にして
伴奏者からピアニスト、指揮者などをの仕事をしつつ
作曲を続けてきたブラームスの人生を知った

どの曲がどういう状況でつくられているかなどもわかり
これからピアノを弾くときの手助けにも、なりそうだ

まだまだ作曲家はたくさん書棚に並んでいるから
読んでみようと思う

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