2012/07/03

ウード



また懲りずに、新しい楽器を始める
チェロを忘れているわけでは、ない
ただ、あれは大きすぎて持って来れなかった

こちらで有名な弦楽器、ウード

عودと書くから、正確にはァウード、という発音
小さなァは、喉から絞り出すようにして、出す

正直、弦楽器は苦手だ
そもそも私の耳はよくないので
正確な音を拾えない

では、なぜ始めたかと云えば
どうも、この形が好きなようだ

随分前に、ウードに似た楽器が大学のゴミ箱に捨てられた
中身はさっぱり使えなかったが
外のケースを入れ物にして、貝殻の形をした弦楽器を作ってみたりしていた

丸い形が、気に入っている

ただ、弾くとなると、これがくせものになってくる
丸いのでうまく、腿と腕で固定できない

弾く以前の、問題

音は、どちらかというと乾いている
仕方ない、こちらはうんと、乾いているから

11弦、もしくは12弦、ある
調弦さえも、むずかしい

教えていただいている先生からウードを貸してもらっている
ウードそれぞれでも、微妙に音が違う
友人のものは、いくらか柔らかい音
私の貸していただいているものは
からりとしていて
どこか物悲しい音がする

ギターさえも挫折しかけているので
初心者の練習は、淡白で、ストイック

そもそも11本も弦があるから
どこを押さえているのか慣れるまでに
随分と長い道のりがあるようだ

アラブの音階は未知数で
独自の音階に名前もついている
日本から持ってきたアラブ音階の本を片手に
ふむ、こんな音の並びなのか、などと弾いてみる
以下、wikiを参照のこと
http://ja.wikipedia.org/wiki/マカーム

「髪結いの亭主」という映画のサントラには
マイケル・ナイマンの監修で
いくつかのアラブ音楽が入っている
سالوني الناس という曲のメロディがすきなので
それをコピーしたり、する

果たして、帰るまでにものになるのか

最近我が家に居候している猫が
練習の邪魔をする

上達が悪ければ、こいつのせいにしよう、と思っている




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