2009/05/18

夜の街に出る



夕方からにぎわいのある1区に往くことは少ない
住んでいるところから遠い、というのも理由だし
食事のお店に入るのが面倒ということもある
それに、例えば昼からあちらの方へ往くと
夕方にはぐったり疲れてしまっていたりする

今回の外出は、飲み会と結婚式
二日続けて出る

飲み会はビアホール、のようなところで
一応銅製のタンクやタップがあった
苦みの強いビールと食事
ソーセージなど、少しだけ西洋風なものものが並ぶ
久しぶりに氷の入っていないビールを飲む



次の日は、ホーチミンでも有名なホテルでの結婚式だった
日本の結婚式と見た目はとても似ている
丸いテーブルにステージ
ケーキカットにシャンパンタワー

でも、何となく人が集まってきて
集まったらいくつかのイベントをして
一通り食べたら三々五々帰る
緩い雰囲気がよかった


有名なホテルとあって、食事もおいしかった

結婚式のあと
花嫁にお祝いのことばを伝え
外へ出る
まだまだバイクが多い、9時過ぎ

せっかく1区に来たのだから、と
ビリヤードへ無理矢理連れていってもらう
12時過ぎまで遊んで外へ出ると
さすがにバイクの量も減っていた

いつもなら渡る度に
いつか死んでしまうのではないか
と、不安になる波のようなバイクに溢れるロータリーに
いくつかしかバイクがないのを見て
初めて、どことなく寂しさを感じる













2009/05/14

続 偽物王国(ホーチミンCD事情2)




仕事の同僚がオメガの時計を買ってきた。
喜び勇んでベンタン市場、という大きな市場に足を運び
1500円ぐらいで、オメガの時計を購入する。

みんな興味津々で時計を覗き込む
デザインも確かにこんな、だったし
よくできている、といえばよくできているから
この制作費で1500円、と云えば
全くもって納得の価格だった


私は待望のCDを購入する
9枚組、というなかなか壮大なセットで
ベートベーンのソナタが全て入っている

買おうと思い店の人に声をかける
いくらですか?
まずジャケットの裏を見て枚数を数える
店の人は電卓をもってくる
1枚210円だから
9枚で1900です

セットではないのか?

格安だけれども
何となく納得がいかない

でもまあ、いいか、と買って帰る
紙ジャケットで紙の質もいいのでどことなく安心し
パソコンに入れようとCDを入れると

セットのはずなのに
どれもが違う表紙で出てくる

どうも私は、このそこはかとない逞しさが気に入った

というわけで
最近はよく聴いている
はっきりとした潔い演奏をするピアニストだった


2009/05/12

散歩と植物




赤道に比較的近いこの土地では
大好きだった植物園で見たような花々がたくさん
そこら中に咲いていたり、実っていたりする

向かいの空き地の隅にはバナナの木
植物園の温室の中で
いくらつま先立ちしてもよく見えなかったバナナの実が
もう随分大きくなって熟れはじめている

花も色彩豊かで
そちらかというと丈夫な印象の花が多い気がする

ただ、雨季か乾季しかないので
今のところまだ
いつが植物たちのはる、なのか
よくわからないままでいる

休日の夕方、家の周辺では散歩に出る人が多い
何となく便乗して
外へ出る

2009/04/30

解放記念日の一日


今日はベトナムの祝日で
仕事も休みだった

でも、仕事場へ往って久しぶりに心ゆくまでピアノを弾く
アップライトの音は響くので
平日では弾けない
こそこそと弾き始めるも
あっという間に4時間経っていた
へたくそなので、一曲弾くのに時間がかかるのだ

そんなこんなで
ベトナムの楽器を発見する
固い葉っぱみたいで木製のもの
カスタネットみたいに鳴らすようだ
形と質感がいい


ホーチミンCD事情


今は心の状態として難しいのだけど
以前はずっと音をテーマにした作品を作っていて
今でも音楽は私にとって、
何ものにも代え難いたいせつなもの

でも、こちらではなかなかCDに種類がない
とりあえず目抜き通りの本屋に入っている
CDコーナーに往ったのだけど
ほんの少しのクラシックとベトナムポップス
しかもクラシックは海賊版で
思いっきり安価なコピーがジャケットを飾っている
一枚90円
ドビュッシーのCDは日本のCDのコピーだった

きちんとしたものは
クラシックに関して云えばとりあえず
ハノイ出身の有名なピアニストのものだけだった
しょうがない、それを買った
リストのピアノ集

どうもCD、DVD街というものがあるようなので
今度はそこで心ゆくまで
海賊版をあさろうと思う
いいものが手に入ったら
報告しましょう

2009/04/27

物語と思想


ここ数ヶ月ほど、考えてみたらまともに本を読んでいなかった。
心の余裕もなかったし、
自分で本を作っているのもあってか
今は、いい、という時期だったような気がする。

教育機関のありがたいのは
必ず本があること。
こちらでは英語の本さえあまり手に入らないし
本屋自体がほとんどない。
そんな状態の中で、図書室など私にとっては、天国だ。

日本に居る時は、本屋で表紙だけを見て
印象に強い写真に心惹かれたものの
単行本で値段が高いのもあって
読まなかった一冊。
久しぶりの池澤夏樹だった。

もう池澤夏樹は、いい歳だ。
でも、人と思考と関心が、いつもいつも広がっていて
それが小説に還元されている。
方向性は若い頃から変わっていないのだと思うのだけど
その、目指しているものや、関心のあることが
きっと、自然と寄ってくる人なのだと、思う。

それは、自分のスタンスがはっきりしているからで
とてつもないパワー
ただ、きっと本人は、流れるようにしなやかなのだろう。


今回の話は、崩れてしまった家族の再生への道のり
それだけだと積み木崩しみたいなのだけど
その過程で
生き方を提示しているヨーロッパのコミュニティーや
インド仏教やチベット仏教の思想が入り交じっていて
世界観が立ち上がってきている。
家族それぞれの視点、歳を経た迷いや悩みと
解決への光が、
弱く、太く、様々な色あいで
でも、真っ直ぐに貫いている、本だった。





2009/04/19

周囲の様子





カメラのレンズが壊れていた、
直しにだして、3500円

たぶん法外な値段だ
けれども、日本でだったら
業者に出したら2週間かかって5000円
なんてこともざらだから
いいことにする
何せ、即日仕上げ

やっと撮れる町の様子