2008/08/16

鯨のしっぽ


沼津は中断

鯨のはなし

ブログのタイトルがこの長々しい
「鯨を推しはかる気分研究所」
なのに、鯨を見たことがありませんでした。
このタイトルのフレーズから、人それぞれ何か
思うところが、きっとある。
私自身もその一人に過ぎませんでした。

実は、それではいけないと思い、
今年の夏、「外房捕鯨」という会社の
ツチクジラの解体を見に往こうとしていました。
何とか日程が合えば、そう思っていたのですが
今年の捕鯨枠を8月の2週目で終えてしまいました。

落胆、の一言。
日本に居る限り、鯨について思う時、
捕鯨のことについて触れずにいることはできません。
だから、なおさら残念でした。

お盆に北海道に往くことになったので、
北海道のガイドブックを買った。
すると、ホエールウォッチングの紹介があります。

日本でホエールウォッチング。というと、
小笠原諸島が有名で、反対に他のところで見られるとは
知りませんでした。

とにかくクルーズのツアーを出している会社に電話をしました。


まずは、私のどうにも古いデジカメで撮った鯨のしっぽを。

2008/08/05

沼津への旅


大人の遠足、などと云うフレーズを聴くと

つい、吉永小百合の清楚な後姿などを思い出して、

ああ、ああいうものか、などと思っていました。


たとえば、花火を見るときに綿菓子を食べながらタバコを吸う、とか

お酒を飲んで、恋人の肩でも抱きながら映画を見るの、とか

何となく、大人の特権、のようなものとは、

いくらかロマンティックなもの、も、私の中には多分に、含まれていたようです。


甘かった。


一番の特権は、子供と同じぐらいはしゃぎながら

朝からお酒を飲むことで、

それは、子供と同じぐらい、というモチベーションがあればあるほど、

特権的になる、ようです。


何の話をしているか、というと、

日曜日に参加させていただいた

「大人の遠足vol6」なるもののこと、で

私が見た、酒飲みの生き様、の話なのです。


ここでは、数回に分けて、知っている人にも知らない人にも、

こんな日曜日があるのだ、という報告、もしくはドキュメンタリーを

お伝えすべく、綴って往きたいと思います。


ちなみに、本編は、主催なさった「フィンラガン」というお店のマスターによる

ブログがあります。

これはあくまで、お酒に弱いのでほとんど飲まなかった私が

素敵に酔っ払った方々への

冷静で、でも温かい、

敬意と畏怖の念と愛情に満ちた視点から書くもの、だと

思っていただきたい。


前置きが長くなりました(でも、いろいろ問題が発生しそうなのでこれぐらい必要なのです)


出発から。


朝7時に集合とのこと。前の晩遅くまでお店にいたので

マスターに電話で起こしていただきました。

7時ぎりぎりに集合場所に着くと

もう先にいらした方が、バスに乗せる荷物を降ろしていました。

バスが予想以上に大きかった。

荷物を乗せようと車内に入ると

うわさの「ラウンジ席」なるものがバスの一番奥にありました。

前方に向ってコの字型にいすが取り付けられていて、

真ん中にテーブルがあるものです。

この時点で私は、絶対にここには座るまい、そう思いました。


あれよあれよという間に、酒瓶が保冷トランクの中に詰め込まれ

いざ出発、


途中何人かを道中で拾い、


時計は7時半、もう、マスターとクイーンはワインを開けていました。

シャンパンも開きました。

ブラザートム風のMM氏がなぜか大量のせんべい配りの交戦を始めています。

女性に優しいS氏は、女性分しかない、お菓子を早速、配っています。

ラウンジではプルトップの音が鳴っています。


いつの間にか、みなさんのコップに酒が入っているのでした。


私は持参した野菜ジュースを飲みつつ、ワインを後ろに送ったり、食べ物を回したりしていました。


8時前に谷田部から高速に乗り、

当然のように守谷のサービスエリアに寄ったことを、

明記しなくてはなりません。


I氏のおいしい豚や鳥を八時半ごろには堪能し、

新たな種類のせんべいが配られ、

ドライフルーツが流れて、

ワインは次々と開いてゆき、

一番前で、マスターの手により開けられたワインは

最後ラウンジで一気に、男気あふれるおにいさん(?おじさん?おっさん?)によって

消費されてゆくのでした。


首都高は比較的空いていましたが、計算ミスをした方々は

もう、トイレはまだかと、繰り返しおっしゃっていました。

自然とそちらの方面の話になり、

朝9時の時点で、どうやって、液体を入れ物に入れるのか、何に入れるのか

を話し合っているのでした。

そこで、ワインの空瓶はどうか、ということになり

いざというときのために、マスターの手中にあるコルクを取ってくる、ということになったのですが、

勘違いをした、よく働かれるK氏は新しくまた、

ワインをマスターからもらってラウンジへと戻ってくるのでした。

ラウンジの方々は、ここぞとばかりに、日ごろの成果を存分に発揮し、

肝臓腎臓膀胱を、フル活用されていました。


海老名でメロンパンを、足柄過ぎのサービスエリアでしっかりトイレへ往き

やっと、東名沼津を下ります。

もうそのころには、服の胸元あたりに

しっかりとワインのしみを作っている方が、何人かいらっしゃいました。

本当は服のシミシリーズの写真を撮りたかったのですが

顰蹙を買う恐れがありましたので、止めにいたしました。

紫、黒、ベージュ、きれいなシミが、何かの勲章のように胸元を飾っていました。


沼津は晴天、湿度もたっぷり。

ベアードブル―イングの向かいの、港に面した駐車場にバスはとまりました。

降りた瞬間に、水分が蒸発してゆくような、とても暑い、お昼前でした。


そして、ベアードブルーイングの経営するお店、タップルームへと

一行は向いました。

階段を登るときに、フィンラガンと同じ、木の香りがしました。



2008/07/21

去年の夏



つくばは田んぼが多い。

小さな森と森の間を縫うようにして広がる田んぼには

つんと伸びた稲の葉が光っています。

その景色を見るたびに

ああ、往きたいな、と思うところの話。


去年の夏、レジダンスに参加していました。

ちょうど今頃から、三重県の伊賀市の旧青山町

種生、老川地区というところに1ヶ月半近く滞在しました。

彫刻を制作して、その地域に残す、というのが直接の活動でしたが、

地域の人たちと交流しながら、その刺激を作品に反映させる、という趣旨も含んでいました。


おじいちゃんおばあちゃんの多いところで

とにかく山深いところだったから

山の緑や田んぼの緑が、きれいでした。


ちょうど今、前回のブログで紹介した組みひもを教えていただいたのも、この時期で

83歳のおばあさんから教えていただきました。

糸を支給されて編むだけ。

絹糸なので販売されるときには高くなりますが

編むだけならば、1本数百円にしかならない仕事を、

地道に何十年と内職として長らくやっていらした方でした。


レジデンスが終わって、いろんな思いを胸につくばへ戻ってきて

時折組み紐を作りながら、ぼんやりと夏のことを思い出していました。

制作よりも、お会いした人の思い出のほうが強くて

ものすごく、どうにもお返しができないほどお世話になった方がたくさんいて

どうしたら少しでもお返しができるか、ずっと考えていました。


組み紐は本来、帯締めとして作られているものです。

着物の需要が減った今では

スタラップやキーホルダーの先につけられる物も出ています。

伊賀にある、組み紐に関する郷土施設にも置いてありましたが、

やはり、帯締めのほかの加工品は、ストラップ、ネクタイなどでした。


ちょうどそのころ、益子の方に、組み紐を使ってアクセサリーを作っている作家さんの作品を見ました。

組み紐もこうやって見せると、紐本来の美しさが前面に出せるのだな、と思い

自分でも真似をしてみたのが、組み紐ネックレスの始まりです。


だから、技術も発想もまねっこなのです。


でも、まず作ったものを一番初めに、

お世話になった地域の方に、贈りました。


組み紐を使って作ったものを売る、というのは

今でもどこか、後ろめたい思いがあります。


ただ、もし作ったものに関心があって、見てくださる方がたくさんいらしたら、

種生、老川で教えてもらったのだ、と宣伝をして、

組み紐の美しさを知っていただけるかも知れない、そう思っています。


また、作りためた組み紐をネックレスにできたら

種生、老川に往きたいと思います。



2008/07/11

展示のお知らせ




雨の降らない、湿気ばかりの梅雨が続いていますが
しばらくインドア生活をしていました。
部屋の中でアルーを見ながら組みひも生活でした。

というわけで、それらを組み立てたネックレスを展示、販売しております。
本業でもないし、組みひもの技術自体は、
教えていただいて今があるので、心苦しいものところもあるのだけど
スペースと需要を考えて、彫刻は、なし、の展示です。

いつかアップしようと思ってなかなかできなかった、
知り合いの始めたお店の入り口の、
小さなスペースに置いています。

作ったものを、というよりは
そのお店でお茶でも飲んでいったら
こじんまりとして居心地もいいし
いいのではないか、ということの方が主で
宣伝いたします。

もちろん、組みひもや、少し変わったネックレス
どちらかというと落ち着いているので
今の流行の雰囲気とは違うかもしれません

でも、お好きな方は、ぜひぜひ。
 波打ちながら続いてゆくもの
~松永 晴子 組み紐によるcollar制作~
会場 :Cafe Noir (〒305-0813 つくば市下平塚834) 11:00~18:00 火曜定休

2008/07/04

銭魚



 オープンスタジオ、先週末の土曜日に当番で入りました。
  他の作家さんがたのものを見るのが楽しみ。
 今回はこんなものを、買ってしまいました。
 銭魚、という商品名の、この顔。

 こいつらがたくさん、並んでいました。
 無機質のふてぶてしい感じが、堪らなく気に入って
 買ってしまうのでした。

 大事なもの入れ、になりました。

2008/06/20

信頼を失う— アルーの動物病院


アルーがくしゃみをし続けていました。
そのうち、鼻の周りがかさぶただらけになってしまいました。

ごめんなさい、アルー。

ということで、今日、動物病院へ往ってきました。
目の大きな先生が診てくれました。

食生活がわるい、とのこと。
食物繊維をたくさん取って、強い腸にする。
そのためには、牧草をたくさん食べさせることが大切なのだそうです。

病院へ往ったからには、薬をもらう。
薬をあげるのが一大事。
もう、すっかり私のことを避けているアルーは
獣医さんから教えていただいた、必殺バスタオル戦術
(バスタオルで身体をくるんで、前足も後ろ足もキックできなくする)
を駆使しようと白いバスタオルを持つ私の姿に、逃げまどって、いました。

これから、当分の間、私とアルーは日々、
戦々恐々とした毎日を送らなくてはならなさそうです。

それにしても、ウサギというのは繊細にできている。
逃げるために後ろ足キックをすると
足の付け根を脱臼したり、折ってしまったりするのだそうです。

早く、良くなってくださいませ。


2008/06/19

いくつかのネックレス





また、つくった組紐でネックレスをつくりました。

前にお知らせしたオープンスタジオに出します。

今回は7個、です。

いくつかを載せます。