2011/10/07

夜中にまた、眼を醒ます

たぶん、なぜだかうまく眠れなくて
頭のどこかが冴えきっていたからだろう


目が醒める 4:17
今日は休みなのに


まだアザーンは鳴らない
アザーンまでには1時間近くある


遊びにきた人がへたくそだ、と云っていたアザーン




仕方がないので頭の中に流れる曲を検索して
動画で見ていた


白夜の空の様子
いつまでも揚がらない太陽
緑の丘陵地帯や凍った川
針葉樹の林


そういえば、と、思い出す
仕事先へ往く途中
急な岩場に男が一人座っていた
ぽつんと黒い服を着て


なんでそんなところにいるんだろう、と思った


よく見たら、彼の周りにはたくさんの羊が居た


羊の色は岩場の白茶褐色と同じ色で
動いていなかったら
きっと、分からなかった


なんて、乾いて白い土地にいるんだろう
杉の木の葉も、強い風に舞った砂がついて、白っぽい
きついピンク色のビニール袋だって
風で飛ばされていつの間にか
どことなく白っぽい


眼を閉じて
公園にあった、たくさんの大きな木を想像する
たくさんの濡れた葉やからまる蔦




いつの間にか、またうつらうつらして
へたくそなアザーンが鳴る


でも、このアザーンに慣れてしまった
音が大きすぎて
どうしたって聴いてしまうのだから


もう一度、濡れた木々と
それから、昔よく往った植物園の
冬の熱帯雨林の温室を
思い出しながら、眠る

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