2012/01/05

小躍りしたい衝動



仕事先は2日から始まっていたけれど
授業はないのでお休みをもらう


仕事の計画書類の書き直しやらをしていると
家の中にひきもりがちになる


1日や2日間、家から一歩も外に出ないことも、よくある


久しぶりに外へ出る
外は確かに寒いけれど
身体の芯がきゅっと縦に引っ張られる
冬の空気が気持ちいい


よく背筋を伸ばす


無礼なアラブの男たちなど気にならない日は
何だか少し、いいことがありそうな気がする




先日、仕事の関係でUNRWAの事務所へ往った
مكتبة وكالة منطقة شمال عمان
アンマン北部地域の事務所
本来ならば、ただのボランティアが
初めから一人だけで往くようなところではないのだけれど
仕事の都合上仕方なく、足を運ぶ
実質、今年の仕事始めだった


いくら冷たい空気に気が引き締まるといっても
同時にいくらか、緊張してしまう


ヌズハという地域のUNRWAの学校の横に
事務所はあった
キャンプと似た風景
テスト帰りの子どもたちが道に溢れる
八百屋のおじさんが興味深そうにこちらを見てくる


どうも、キャンプに似た道に
こんなときばかりは、安心してしまった


事務所は思っていていたよりもずっと、こじんまりしていて
その事務所の場所を教えてくれた
バカアキャンプ内UNRWA事務所のおじさんが
スタッフと世間話をしていた


おじさんが私の顔を覚えていてくれる
おかげで、さっきの緊張なんて嘘のように
話はさらさらと滑らかに進んでいった




どこの国でも同じようなことはある
ここの国の多くの人も、当然
できるだけ責任は負いたくないし
できるだけ楽をしたいし
できるだけいい格好がしたい


それを前提に話をしていかないと
いらいらしたり、落ち込んだりすることばかりだ


ただ、それを前提にしていて
前向きな姿勢の人に会えた時には
喜びが大きい


聡明で、でも優しそうな女性スタッフと
話ができた
いくつかのアドヴァイスをもらい
次のアポイントメントも取る


帰り道、小躍りしたいほどうれしかった


確かに、ヌズハの道にも
無礼な言葉をかけてくるアラブの若者は居る
けれど、こんなときばかりは
気にならない











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