2011/08/15

地図と鳥






マダバへ往く

モザイク画が有名な土地ということで
何か使えそうなものでもないか
探索しに往く

5つの教会や施設に
モザイクが集まっていた
原始キリスト教や、その前の時代のものもの

地図のモザイクがあった
その時代の死海やその周辺
地名がモザイクの文字で絵に組み込まれている

地図をモザイクで残そうと思う、など
どうして思ったのだろう


そして、違う教会では
無数の鳥を見る
羽の柄まで小さなピースを使って表された
いろいろな鳥たち

どうしてこんなに鳥が
モザイクのモチーフになったのだろう


石でできたかけらの色は褪せないけれど
砂をかぶって白っぽくなったモザイクは
どこか、執拗な執着心を思わせる

モザイクの職人だったならば
地味で淡々と仕事をするのだろう


大きなモザイク画は
こちらの絨毯を思い出させる

仕事の細かさは
パレスティナ刺繍を思わせる

どちらが先かは知らないけれど
私は、そういう仕事ぶりが好きだ


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