国立ヨルダン美術館を訪ねる
ヨルダンだけではなく
中東を中心にした作家の作品が置いてあった
大きくはないけれど
適度な量で見やすく明るい美術館
ほとんどが平面作品で
抽象が多いのは
イスラム教が理由なのか
何故だか
ヨルダンの作家の作品は
随分と色が抑えられている
そして、2階の奥の部屋には
アラビア文字を使った絵画がずらりと並んでいて
線の集積のように色とりどりの文字が描かれる
文字がほとんど読めないのが残念だけれど
文字までが模様のようで
今までには見たことのない絵画のかたちだった
最上階には小さなライブラリがある
専用の棚に入った巨大な本があった
フランスの監修で
タイルやテキスタイルのパターンが
収集されている
モノトーンから着彩のものまでさまざま
極度に抽象化された均衡を保つ
さまざまなパターンが
ページをめくるたび、次々と出てくる
3冊のうちには
動物がモチーフになった
テキスタイルの見本も少しだけあった
模様として納まるには
あまりにもそのままな彼らが気に入る
入り口の外からでも聴こえる
元気な子どもたちの声
ちょうどサマーキャンプをしているところで
常設の絵画の前で
子どもたちが勢いよく材料を散らかしながら
思い思いに好きなところに座って
作品作りに熱中していた
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