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桜の咲くころ
大阪にいる 建物の周りには桜が咲く ずっと建物の中から出られずにいる身は 桜をただ、窓から見る 四角く切り取られた枠の中に うっすらと赤みのさした白がゆれる 久しぶりの桜のはずだった 3年ぶりの桜のころは 思ったよりも寒くて それは前の土地に比べてあまりにも違うからかもしれないけれど とても、浮かれた気持ちにはなれない なのに、どこかで気にかかる 今日、雨が降って やっと落ち着いた気持ちになる どうしても、桜が咲けば 愛でなくてはならないような 気持ちがふわふわと浮くような その感触に触れなくてはならないような気がしていたけれど 灰色の空に ふと、心が、静まる
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