2010/10/27

ヒカラビルモノ


黒い染みのようなものが
建物の角のブロックの端にくっついている
なんなのだろう
気にかかる輪郭だった

まだ、雨期は終わらない

でも、朝には澄んだ空気が風に乗る

だから往き場を失ってしまったのだと思う

気がついたら、こんな姿になっていた、
というところだろうか

強く翳りを知らない真昼の日差しの中の
静止した風景

2010/10/16

何度でも、いいもの



よく本が読める日が続いている
それは、とてもいいことだ

先週からずっと、いしいしんじの本を読んでいる
こちらで読めるものは少しだけなのだけど
「ぶらんこ乗り」と「麦ふみクーチェ」を読んで
なんでこんな話が書けるのだろうと
心底、思う

それを、心から楽しめるのがうれしい

ものすごい、思い、のようなものがあって
でもその思いからずれない程に
たくさんの話が織り込まれて
いいことも悪いことも
正しいこともさっぱり正しくないものもあって
でも、最後にすべてがすっと
同じ、その思いに終着する
いいも悪いも、ない、そう云っているような気がする

思いが、こちらにはまだまだ足りない
何かを生み出すのに
思いがまだまだ足りない、そう感じる

2010/10/14

雨がきっと多いから


雨がきっと多いからか
道ばたに、グラウンドに、芝生に
かたつむりがいたりする

仕事場の敷地の外で
こんどは、地を這うものを捕まえた人が
見せてくれる

初めてまじまじと見るやどかり

どうも、ナウシカに出てくるあの生き物のようで
足に生えた小さな毛やくるくる回る真っ黒な目を
観察する

いろいろなものが
雨に浮かれて這い出してくるのが
雨期のようだ